ConoHa WINGでWordPressを入れる前に決めること|あとから変えにくい項目はどれか

先に結論

ConoHa WING で WordPress を入れるのは、管理画面からクリックするだけで終わります。 難しいのは手順ではありません。申し込み画面で決める項目に、あとから変えにくいものが混ざっていることです。

表1:入力項目の仕分け
変えやすさ項目どうなるか
実質変えられないユーザー名WordPressの管理画面から変更できない(詳しく)
変えられるが面倒URL(wwwあり・なし/サブディレクトリ)あとで直すとリダイレクトと内部リンクの作業が増える(詳しく)
いつでも変えられるサイト名・パスワード・テーマ管理画面から変更できる(詳しく)
選べないWordPressのバージョン検証済みの最新版が自動で入る

この2つだけ先に決めてください。

① URLを www あり・なしのどちらにするか
② WordPressのユーザー名を何にするか

残りは、入れたあとでいくらでも直せます。

この記事が書くこと

このキーワードで検索すると、上位のほとんどが ConoHa 自身のページです。 手順そのものは公式ガイドがいちばん正確なので、同じことを繰り返しても意味がありません。

表2:この記事の範囲
内容
書くこと入力項目の意味と、あとから変えられるかどうか
書くこと押す前に決めておくこと/入れたあとに見るところ
書かないことクリックの位置や画面の見た目。公式ガイドのほうが正確で新しい
確かめていないこと実際の管理画面。このサイトは ConoHa WING を契約していない

項目名と説明は、公式のご利用ガイド「WordPressをインストールする」に載っているものを基にしています。 画面は変わることがあるので、作業するときは公式を開きながら進めてください。

入れ方は3つある

インストール画面の「インストール方法」で、最初に3つから選びます。

表3:3つのインストール方法
方法何をするか使う場面
新規インストールまっさらなWordPressを作るこれから始める
かんたん移行他社で動いているWordPressを移す引っ越し
サイトコピー同じ契約内の別ドメインへ複製するテスト環境を作る/作り直す

申し込みと同時に済ませる「WordPressかんたんセットアップ」にも、 公式ガイドによると3つのパターンが用意されています。

表4:かんたんセットアップのパターン
パターン向く人
新規でインストールする場合サーバーもドメインもこれから
サイトを移行する場合他社から引っ越してくる
ConoHaアカウントをお持ちの場合すでに契約がある(2つ目のサイトなど)

かんたんセットアップは、サーバー・独自ドメイン・WordPress・テーマ・SSL をまとめて用意する機能です。 手順が5つから1つに減るぶん、決める項目も同時に押し寄せます。 だから先に決めておく、という話になります。

申し込みで決まる項目を全部出す

公式ガイドに載っている入力項目を、そのまま並べます。

表5:インストール画面の入力項目(公式ガイドの記載)
項目説明
インストール方法新規インストール/かんたん移行/サイトコピー
バージョン検証済みの最新バージョンが自動で入る
URLwwwあり・wwwなし/サブディレクトリの設定(空欄も可能)
サイト名サイトの名前
メールアドレスパスワード再設定などの連絡先
ユーザー名WordPressで利用するユーザー名
パスワードWordPressへログインするときのパスワード
データベース名原則デフォルトでよい
データベースのユーザー名原則デフォルトでよい
データベースのパスワード設定する
コントロールパネルプラグイン任意でチェック
自動キャッシュクリアプラグイン任意でチェック
WordPressテーマインストール利用する/利用しない
テーマ任意で選択
クイックテンプレートデザインプリセットでサイト構成済みの状態から始められる。対応は「JIN:R」「JIN」のみ

公式が注意書きを付けているのはここです。
「WordPressのログイン情報やデータベースのパスワードはメモをとっていただき、大切に保管してください」

データベースのパスワードは普段使わないので忘れます。 忘れた状態でトラブルが起きると、復旧の選択肢が減ります。

あとから変えにくいのはどれか

URL(wwwとサブディレクトリ)

URLは「変えられるが面倒」の筆頭です。 インストール時に決めるのは次の2つです。

表6:URLで決まること
決めること例
www あり・なしwww.example.com か example.com か
サブディレクトリexample.com/blog/ か example.com/ か(空欄も可)

あとから変えると、作業は確実に増えます。 サイトのアドレスを変えるということは、公開済みのURLが全部変わるということだからです。

表7:あとからURLを変えたときに出てくる作業
やることなぜ
WordPressのアドレス設定を変えるサイトアドレスとWordPressアドレスの2か所
旧URLから新URLへのリダイレクト古いURLで来た人と検索エンジンを通すため
本文中の内部リンクの書き換え記事内に旧URLが埋まっている
画像のURL本文に絶対URLで入っていることがある
外部サービスの設定解析ツールや検索エンジンの登録URL

記事が増えてからでは手間が跳ね上がります。 0記事のうちなら入れ直すほうが早いくらいです。 www のあり・なしをどちらにするかは、最初のクリックの前に決めてください。 どちらが正解ということはなく、統一されていることだけが重要です。 この考え方は wwwあり・なしを統一する に詳しく書きました。

表8:サブディレクトリを使うかどうか
設定URL向く場面
空欄example.com/サイトがこれ1つ。ふつうはこれ
値を入れるexample.com/blog/トップは別で作り、ブログだけWordPressにする

ユーザー名

ここがいちばん戻せません。 ConoHa の仕様ではなく、WordPress 側の仕様です。 WordPress の管理画面には、ユーザー名を書き換える欄がありません。

表9:ユーザー名を変えたくなったときの選択肢
方法手間
新しいユーザーを作って権限を移し、古いほうを削除する中くらい。投稿の作成者を引き継ぐ操作が要る
データベースを直接書き換える大きい。失敗するとログインできなくなる
プラグインを使う中くらい。プラグインを1つ増やすことになる

「表示名」とは別物です。 記事に出る名前(ニックネーム)は管理画面からいつでも変えられます。 変えられないのはログインに使うユーザー名のほうです。

admin のような、よくある名前は避けてください。 ログインを総当たりで試す攻撃は、まずユーザー名から当てにいきます。 ここは一度決めたら実質固定なので、最初に少し考えておく価値があります。

気にしなくていいもの

逆に、悩まなくていい項目もはっきりしています。

表10:あとから変えられるもの
項目変え方
サイト名管理画面の「設定」からいつでも
パスワード管理画面から。公式にリセット手順のガイドもある
メールアドレス管理画面から
テーマあとから入れ替えられる。最初に選ばなくてよい
プラグインのチェックあとから入れたり消したりできる
データベース名・DBユーザー名公式が「原則デフォルトでよい」と書いている。触らない

テーマで止まる人が多いところです。 「利用しない」で進めて問題ありません。あとから落ち着いて選べます。 クイックテンプレートを使いたい場合だけ、対応テーマ(JIN:R / JIN)を先に決めることになります。

押す前に決めておく4つ

表11:事前に決めること
順決めること理由
1ドメイン名サイトの住所。あとから変えるのは引っ越しと同じ
2www あり・なしあとで直すと作業が増える(詳しく)
3ユーザー名管理画面から変更できない(詳しく)
4パスワードの保管場所WordPressとデータベースの2つぶん

サイト名とテーマは、この4つに入っていません。 決まっていなくても進められます。仮の名前で入れて、あとで直してください。

入れたあとに見るところ

表12:インストール直後の確認
確認見るところ
サイトが開くか自分のURL。ドメイン切替前なら動作確認URLを使う
https で開くか無料独自SSLの設定。公式に「かんたんSSL化」の機能がある
管理画面に入れるかログイン情報が保存できているか
wwwのあり・なし意図したほうで開いているか
パスワードを控えたかWordPressとデータベースの両方

1行目の「動作確認URL」は、知っておくと便利な機能です。 公式のご利用ガイドに項目があります。 ドメインの向き先を切り替える前に、表示を確認できます。 他社から移すときは、これで確かめてから切り替えるのが安全です。

つまずくところ

表13:公式ガイドに項目があるトラブル
症状公式に案内があるもの
インストール画面が出ない選択中のPHPバージョンによってはインストールできない。PHPの設定を調整する
管理画面にアクセスできない専用のガイドあり
管理画面が表示されない専用のガイドあり
インストールのエラー専用のガイドあり
かんたん移行のエラー専用のガイドあり
パスワードを忘れた管理者ユーザーのパスワードをリセットする手順あり

1行目は見落としやすいところです。 「WordPressを入れるボタンが見当たらない」と悩む前に、 PHPのバージョンを確認してください。 公式が明示的に注意書きを置いているくらいなので、実際に起きています。

やり直す方法

決める前に、戻せることを知っておくと気が楽になります。 WordPress はコントロールパネルから削除できます。

表14:削除の手順(公式ガイドの記載)
順操作
1〜5コントロールパネル → WING → サイト管理 → サイト設定 → WordPress タブ
6削除したいWordPressの右にあるゴミ箱アイコンをクリック
7ポップアップで「データベースの削除」を必要に応じてチェックし、「はい」

7番にデータベース削除のチェックが別で用意されています。 つまりチェックしなければデータベースは残ります。 作り直すたびにチェックを外していると、使っていないデータベースがたまります。 入れ直すときは、ここを意識してください。

記事を書き始める前なら、入れ直すのが一番早い直し方です。 URLやユーザー名を間違えたと気づいたら、 作業を増やすより消して入れ直すほうが確実です。

AIでやるなら

表15:AIへの頼み方
頼むこと向くか理由
入力項目の一覧を貼って「あとから変えられないのはどれ?」向く判断の材料を渡せば整理できる
「ユーザー名の候補を10個出して」向く思いつかないときに効く
エラーメッセージを貼って原因を聞く向く文面から当たりがつく
「ConoHaでWordPressを入れる手順を教えて」向かない画面は変わる。公式ガイドを見るほうが速くて正確
「どのテーマがいい?」向かないあとから変えられるので、急いで決めなくてよい
パスワードを考えてもらう向かない生成と保管はパスワード管理ツールで

よくある質問

テーマは先に決めないといけませんか

いりません。「利用しない」で進めて、あとから入れ替えられます(表10)。 クイックテンプレートを使う場合だけ、対応テーマ(JIN:R / JIN)を先に選ぶことになります。

ユーザー名はあとから変えられますか

WordPressの管理画面からは変更できません(詳しく)。 記事に出る表示名は変えられます。

www はありとなし、どちらがいいですか

どちらでもかまいません。統一されていることだけが重要です(詳しく)。 ただしあとから変えると作業が増えるので、最初に決めてください。

データベースの名前は変えたほうがいいですか

公式が「原則デフォルトの設定値で問題ございません」と書いています。触らなくて大丈夫です。

WordPressのバージョンは選べますか

選べません。「検証済みの最新バージョンで自動的にインストールされます」と記載があります (表5)。

インストールのボタンが見つかりません

PHPのバージョンを確認してください(詳しく)。 公式に「ご選択されているPHPバージョンによっては、WordPressのインストールができません」と書かれています。

間違えたら消してやり直せますか

できます(詳しく)。 ただしデータベースの削除は別のチェックなので、消し忘れに注意してください。

ドメインを切り替える前に表示を確認できますか

動作確認URLという機能があります(詳しく)。 他社から移すときは、これで確かめてから切り替えてください。

まとめ

料金や評判の検証は ConoHa WINGの評判を公式情報で確かめる、 割引の仕組みは クーポンコードは存在するのか、 URLの統一は wwwあり・なしを統一する に書きました。

この記事の項目名と説明は、2026年10月26日に ConoHa WING 公式のご利用ガイド (WordPressをインストールする/WordPressを削除する/WordPressかんたんセットアップ)を開いて確認したものです。 画面と項目は変わることがあります。 このサイトは ConoHa WING を契約していないため、実際の管理画面は確認していません。 作業するときは公式ガイドを開きながら進めてください。