レンタルサーバーおすすめ8選|WordPressでブログを始める初心者向けに比較

これからWordPressでブログを始める人に向けて書いています。 レンタルサーバーの比較記事は多いのですが、書いているのがサーバー会社自身のメディアというケースが少なくありません。 自社を1位に置いているのを見ると、どこまで信じていいか分からなくなります。

この記事はサーバーを売っていない立場で書いています。 ちなみにこのサイト自体はシン・レンタルサーバーで動いています。 借りて、ドメインを紐づけて、SSLを通して、という作業を実際にやっている状態です。

先に結論

こういう人これでいい理由
WordPressでブログを始めるエックスサーバーWordPressの不具合はほぼ全部ネットに答えがある
できるだけ安く始めたいロリポップ! / スターサーバー12ヶ月で418〜539円。やめるときの損失が小さい
WordPressが壊れたときが怖いエックスサーバー / ColorfulBox自動バックアップが標準で付く
独自ドメインもまとめたいConoHa WING独自ドメインが最大2つ無料
まず無料で試したいColorfulBox / mixhost30日間の試用・返金保証
容量を多く使いたいColorfulBox700GBで月583円。容量単価が8社で一番強い

料金は頻繁に変わります。この記事の数字は 2026年10月25日時点で、各社の公式「料金ページ」の契約期間別の表から確認したものです (トップページの「◯円〜」表示は使っていません)。 キャンペーンや契約期間で大きく動くので、申し込む前に必ず公式で最新の金額を確認してください。

そもそもレンタルサーバーとは

もう分かっている人は 比較表 まで飛ばしてください。

レンタルサーバーは、インターネット上に置く「場所」を月額で借りるサービスです。 自分のPCに作ったファイルは自分しか見られませんが、ここに置くと世界中から見られるようになります。

サーバーとドメインは別物

最初に混乱しやすいのがここです。サーバーは「土地」、ドメインは「住所」だと思ってください。

役割費用の目安
サーバーファイルを置く場所月400円〜1,300円程度
ドメインexample.com のような住所年1,000円〜数千円

両方いります。ただし多くのサーバー会社が「独自ドメイン無料」の特典を付けているので、 実質サーバー代だけで始められるケースが増えています。表の「独自ドメイン」欄はそこを見ています。

共用・VPS・クラウドの違い

この記事で扱っているのは全部「共用サーバー」です。違いはこうです。

種類イメージ向いている人
共用サーバー1台を複数人で分けて使うシェアハウス個人・初心者はこれ
VPS1台を仮想的に区切った賃貸。OSから自分で管理サーバーの設定を自分でやりたい人
クラウド必要な分だけ借りる従量制アクセスが読めない大規模サービス

VPSやクラウドは自由度が高い代わりに、OSの更新もセキュリティ対策も全部自分の仕事になります。 最初から選ぶものではありません。共用サーバーで足りなくなってから考えれば十分です。

無料サーバーではだめなのか

学習用に一時的に使うだけならアリです。ただ、長く使うなら有料をおすすめします。

月400円台から有料が借りられるので、 制限と付き合う時間を考えると最初から有料のほうが早いです。

8社の比較表

すべて12ヶ月契約時・税込の、各社の入門プランです。 各社の公式料金ページで契約期間別の表を確認して書いています(2026年10月25日時点)。

サービスプラン月額(12ヶ月)初期費用容量無料お試し独自ドメイン
スターサーバーライト418円0円350GB公式参照1つ無料
ロリポップ!ライト539円0円350GB10日間条件付き無料
mixhostライト540円0円公式参照30日返金保証公式参照
さくらのレンタルサーバスタンダード550円無料300GB14日間公式参照
ColorfulBoxBOX2583円無料(3ヶ月以上)700GB30日間公式参照
ConoHa WINGベーシック970円無料500GBなし最大2つ無料
エックスサーバースタンダード990円(キャンペーン)0円500GB10日間無料あり
シン・レンタルサーバーベーシック1,232円公式参照700GB公式参照永久無料

各社が広告で出している「月額◯円〜」とは金額が違います。 あれはほとんどが36ヶ月契約の月額です。 たとえばスターサーバーの「253円」は36ヶ月の値段で、12ヶ月なら418円。 シンの「1,078円」も36ヶ月で、12ヶ月なら1,232円です。 この表は全社を12ヶ月で揃えているので、広告の数字より高く見えます。 詳しくは 料金で引っかかりやすいところ に書きました。

表で目立つのは3点です。 ColorfulBox が700GBで583円という容量単価、 ConoHa WING(970円)がエックスサーバー(990円)より安いこと、 そしてConoHa WING には無料お試しがないことです。

なおエックスサーバーの990円はキャンペーン価格で、通常価格は1,100円です。 キャンペーンは終わるので、申し込む直前に公式で確認してください。

選ぶときに見るのは3つだけ

比較記事には10項目以上の表が載っていることがありますが、最初に選ぶときに効くのは3つです。 残りは後から変えられるか、どこも横並びです。

① その月額が何ヶ月契約の話か

一番引っかかるのがここです。「月額◯円〜」の「〜」は、たいてい36ヶ月契約の金額で、 12ヶ月で比べると6割以上上がる会社もあれば、1割しか変わらない会社もあります。 上がり幅が会社ごとに違うので、広告の金額で並べた「安い順」は当てになりません。 実際の数字は 料金で引っかかりやすいところ に表で並べました。

② 自動バックアップが付いているか

WordPressはわりと壊れます。 プラグインを更新したら画面が真っ白になった、テーマをいじったら戻せなくなった、というのは誰でも一度は通ります。

そのときに「昨日の状態に戻す」ができるかどうかで、被害が数分で終わるか、 書いた記事を全部失うかが決まります。これが料金の次に効く差です。

サービス自動バックアップ
エックスサーバーあり(14日分を保持)
ColorfulBoxあり(別地域のデータセンターにも保存)
その他公式で要確認。プランによって有無が変わることがある

「バックアップがある」と「無料で復元できる」は別の話です。 バックアップは取っているが、復元を依頼すると有料というサーバーもあります。 申し込む前に「復元まで無料か」を確認してください。ここは見落としやすいところです。

③ 無料お試しがあるか

管理画面の使いやすさは、触ってみないと分かりません。 続くかどうか分からないうちは、お試しがあるところから始めるのが安全です。

ColorfulBox と mixhost が30日と長め、さくらが14日、 エックスサーバーとロリポップが10日。ConoHa WING にはお試しがありません。

8社それぞれ

ここからは1社ずつ、全プランの料金表と向いている人/向いていない人を書いていきます。 入門プランだけ見ていると、「少し上のプランのほうが割安」というケースを見落とすので、全プラン並べています。

エックスサーバー

国内シェアの大きい老舗です。選ぶ理由は性能より「情報量」だと考えています。

サーバーで詰まったときは検索して解決するしかありませんが、 エックスサーバーは利用者が多いのでどんなマイナーな症状でも先に誰かが詰まって書き残している。 これが初心者にとって一番効きます。公式マニュアルも分量があります。

プラン月額(12ヶ月)月額(36ヶ月)容量
スタンダード990円(通常1,100円)693円500GB
プレミアム1,980円1,386円600GB
ビジネス3,960円2,772円700GB

初期費用0円、10日間の無料お試しあり。 プレミアムは月額が2倍になって容量は100GB増えるだけなので、個人はスタンダードで十分です。 12ヶ月の990円はキャンペーン価格(通常1,100円)。36ヶ月なら693円まで下がります。

向いている人
初めてサーバーを借りる人。詰まったときに自分で検索して解決したい人。長く使う前提の人。
向いていない人
とにかく安く抑えたい人。月990円が負担に感じるなら、400〜600円台の選択肢があります。

シン・レンタルサーバー

エックスサーバーと同じ会社の、新しいブランドです。このサイトもここで動いています。

8社の中で一番高い(12ヶ月で1,232円)のに容量は最大クラス(700GB)という位置づけです。 エックスサーバー(990円)との差は月242円。 ただし独自ドメインが永久無料で、ドメイン代(年1,000〜3,000円=月83〜250円)が要らなくなるため、 ドメイン代まで含めるとほぼ互角か、やや安く着地することがあります。

プラン3・6ヶ月月額(12ヶ月)24ヶ月36ヶ月容量
ベーシック1,386円1,232円1,155円1,078円700GB
スタンダード2,574円2,314円2,145円2,002円1,000GB
プレミアム5,148円4,628円4,290円4,004円1,200GB

このサイトを実際にここで動かしているので、 シンレンタルサーバーの評判は本当か に実測値つきで詳しく書きました。 エックスサーバーとの違い も契約期間別に比較しています。

実際に使っていて良いと感じているのは管理画面の素直さです。 エックスサーバーで慣れた操作がそのまま通用するので、詰まったときにエックスサーバーの情報がだいたい流用できます。 後発ブランドなのに情報が探しやすいのは、これが理由です。

向いている人
ドメイン代も込みで安く抑えたい人。エックスサーバーの安心感が欲しいが容量も欲しい人。長くブログを続ける予定の人。
向いていない人
情報量を最優先する人。後発ブランドなので、ユーザーの書いた記事の数ではエックスサーバーに及びません。

ConoHa WING

GMOインターネットグループのサーバーです。管理画面が一番きれいだと思います。

特徴は独自ドメインが最大2つ無料という点。 「ブログ用」と「テスト用」を分けたい、という使い方ができます。

プラン3ヶ月6ヶ月月額(12ヶ月)24・36ヶ月容量
ベーシック1,331円1,210円970円659円500GB
スタンダード公式参照600GB
プレミアム公式参照700GB

広告に出ている「659円」は24ヶ月以上の金額です。 12ヶ月だと970円、6ヶ月だと1,210円、3ヶ月だと1,331円と、契約期間でかなり動きます。 それでも12ヶ月ならエックスサーバー(990円)より20円安く、ドメインは2つ無料です。

ConoHa WING には無料お試し期間がありません。 管理画面を触ってから決めたい人は、他社を先に試してください。

向いている人
ドメインを2つ無料で確保したい人。管理画面の見やすさを重視する人。24ヶ月以上の長期契約で一気に安くしたい人。
向いていない人
まず無料で試したい人。続くか分からないうちは、お試しのあるサーバーのほうが安全です。

mixhost

30日間の返金保証が看板のサーバーです。管理画面に cPanel 系の操作体系を採用しています。

プラン3ヶ月6ヶ月月額(12ヶ月)24ヶ月36ヶ月
ライト650円600円540円500円450円
スタンダード1,080円980円880円830円780円
プレミアム1,180円1,080円980円930円880円
ビジネス1,880円1,680円1,480円1,380円1,280円

初期費用は0円です。契約期間による値動きが他社より小さく、 ライトは36ヶ月でも450円、12ヶ月で540円と、短期で借りても損が小さいのが特徴です。

30日間の返金保証と合わせて、「とりあえず短く借りて試す」のに一番向いた料金体系だと言えます。

向いている人
30日しっかり試してから決めたい人。cPanel の操作に慣れている人。
向いていない人
管理画面の日本語情報量を重視する人。長期契約で最安を狙う人(36ヶ月なら他社のほうが下がります)。

ロリポップ!

GMOペパボの老舗です。安いプランから段階的に上げていけるのが強みで、プランの刻みが8社で一番細かい。

プラン月額(12ヶ月)月額(36ヶ月)容量
エコノミー231円121円120GB
ライト539円330円350GB
スタンダード957円605円450GB
ハイスピード1,045円660円700GB
エンタープライズ2,585円2,420円1.2TB

この表で一番見てほしいのはスタンダードとハイスピードの差です。 12ヶ月なら月額の差は88円(957円→1,045円)なのに、容量は450GB → 700GB。 さらにハイスピード以上でないと電話サポートが付きません。 スタンダードを選ぶ理由がほぼ見当たらないので、 ロリポップなら「最安で試すライト」か「本気でやるハイスピード」のどちらかです。

転送量は330GB〜無制限、MySQLは50〜無制限、マルチドメインは200〜無制限と、 プランによって上限が変わります(いずれも上位プランで無制限)。

向いている人
月500円台で始めたい人。様子を見ながらプランを上げていきたい人。36ヶ月契約まで踏み込めるなら330円まで下がります。
向いていない人
最初から本気でアクセスを集める予定の人。それならハイスピード以上を選ぶか、他社の上位プランを検討したほうがいいです。

さくらのレンタルサーバ

1996年からやっている老舗です。14日間の無料お試しがあり、エックスサーバーやロリポップの10日より長い。

プラン月額(12ヶ月)月額(36ヶ月)容量
ライト165円121円100GB
スタンダード550円500円300GB
ビジネス2,420円1,980円600GB

ライトはWordPressが動かない(データベースが付かない)ので、 ブログをやるならスタンダード以上を選んでください。 ここを間違えると「安いと思って契約したのに何も作れない」になります。

容量は8社の中では控えめ(スタンダード300GB)ですが、個人のブログで300GBを使い切ることはまずありません。 画像を大量に置いても数GBです。容量の数字は気にしなくていい項目だと思っています。

向いている人
長く試してから決めたい人。老舗の安定感を求める人。12ヶ月と36ヶ月で月50円しか変わらないので、長期契約に縛られたくない人に向いています。
向いていない人
高速化まわりの最新機能を使いたい人。そこは新しいブランドのほうが進んでいます。

ColorfulBox

容量単価が8社で一番強いサーバーです。BOX2 で700GBを月583円(12ヶ月)。 同じ700GBのシン・レンタルサーバーが12ヶ月1,232円なので、容量だけ見れば半額以下。 さくらのスタンダード(550円・300GB)と比べても、33円高いだけで容量が2.3倍です。

プラン月額(12ヶ月)容量
BOX1638円200GB
BOX2583円700GB
BOX3979円1,000GB
BOX41,309円1,200GB
BOX51,969円1,300GB
BOX63,289円1,400GB
BOX74,609円1,500GB
BOX89,229円1,600GB

表を見て気づいたと思いますが、BOX1(638円)より BOX2(583円)のほうが安いという逆転が起きています。 キャンペーンの可能性が高いので、BOX1を選ぶ理由は今のところありません。 ただしキャンペーンは終わるので、申し込む直前に公式で確認してください。

30日間の無料お試しがあり、地域別の自動バックアップ(別地域のデータセンターにバックアップを置く)に対応しています。 初期費用は3ヶ月以上の契約で無料。

向いている人
容量を多く使いたい人。30日しっかり試したい人。バックアップを重視する人。
向いていない人
情報量を重視する人。利用者数が大手より少ないので、詰まったときに検索で出てくる記事が少なめです。

スターサーバー

8社で一番安いのがここです。ライトプランが12ヶ月で月418円・350GB、初期費用0円、独自ドメイン1つ無料。 よく見る「253円」は36ヶ月契約の金額です。

プラン3ヶ月6ヶ月月額(12ヶ月)24ヶ月36ヶ月
ライト495円462円418円352円253円
スタンダード公式参照
ビジネス公式参照

ロリポップのライト(12ヶ月539円・350GB)と条件がほぼ同じで、121円安い。 「とにかく最安で、とりあえず置く場所が欲しい」ならここです。

ただし安さには理由があります。管理画面の作りは大手より素朴で、 高速化まわりの機能も控えめ。「月400円台で場所を借りている」と割り切れる人向けです。

向いている人
最安で始めたい人。検証用・置き場所用に1つ持っておきたい人。
向いていない人
本命のサイトを置く人。収益が出る見込みがあるなら、エックスサーバー(990円)との差(約570円)を惜しむ場面ではありません。

用途別の選び方

8社並べられても決まらないと思うので、目的別に絞ります。

WordPressでブログを始める

この記事を読んでいる人のほとんどがこれだと思うので、ここを一番厚く書きます。

優先度サービス選ぶ理由
1エックスサーバー スタンダードWordPressの不具合はほぼ全部ネットに答えがある。自動バックアップ14日分
2シン・レンタルサーバー ベーシックドメイン永久無料でトータルが安い。エックスサーバーと同じ会社
3ロリポップ! ハイスピード月1,045円で700GB・電話サポート付き。安く始めて本気にできる

ブログで一番大事なのは続けられることです。 サーバーの設定で何時間も溶かすと、記事を書く気力が消えます。 だから「詰まったときに答えが見つかるか」を最優先にしてください。性能差より効きます。

8社すべてWordPressの簡単インストール機能を持っているので、 「WordPressが使えるか」で迷う必要はありません。数クリックで入ります。 差が出るのは入れたあとに詰まったときです。

ドメインも一緒に考えてください。 サーバー側の「独自ドメイン無料」特典を使うと年1,000〜数千円が浮きます。 シン・レンタルサーバーは永久無料、ConoHa WING は最大2つ無料、スターサーバーは1つ無料。 ブログを長く続けるなら、この差は毎年効いてきます。

お店・会社のサイトを作る

優先度サービス選ぶ理由
1エックスサーバー スタンダード電話サポートあり。止まったときに連絡先があるのは大きい
2ロリポップ! ハイスピード電話サポート付きで月1,045円
3ColorfulBox BOX2別地域にもバックアップ。電話サポートあり

仕事で使うサイトは止まったときに連絡できるかどうかが個人ブログとは別の重みを持ちます。 電話サポートの有無で選んでください。 ロリポップはハイスピード以上でないと電話が付きません。安いプランを選ぶとここで困ります。

ポートフォリオ・学習用に置く

優先度サービス選ぶ理由
1スターサーバー ライト月418円。置くだけなら最安で足りる
2ロリポップ! ライト月539円。後でWordPressに拡張できる
3さくらのレンタルサーバ スタンダード14日試してから決められる

ポートフォリオはアクセスが来ません(採用担当が数回見るだけ)。 性能も容量もいらないので、一番安いプランで十分です。 ここで月1,000円のサーバーを借りる必要はありません。

自分で書いたコードを置いて動かしたい場合も同じで、まずは最安で構いません。 置いておくと移動中もスマホから自分の作ったものを触れるのが、ローカル環境との一番の違いです。

借りてから公開するまで

契約して終わりではありません。ここで詰まって放置する人が一番多いので、 このサイトを立ち上げたときの手順をそのまま書きます。

  1. 申し込む
    プランと契約期間を選んで支払う。契約期間は最初は12ヶ月で十分です。 36ヶ月にすると月額は下がりますが、続かなかったときの損が大きい。 続くと分かってから更新時に長期へ切り替えるのが合理的です。
  2. ドメインを決めて紐づける
    「独自ドメイン無料」特典があるなら、申し込みの流れでそのまま取得できます。 別で取ったドメインを使うなら、ネームサーバーをサーバー会社のものに変更します。 反映に数時間〜1日かかるので、ここで「表示されない」と焦らないこと。
  3. SSLを有効にする
    管理画面で無料SSL(Let's Encrypt)をオンにします。8社すべて無料SSLに対応しています。 オンにしてもすぐには有効になりません(数十分〜1時間)。 有効になったら http:// から https:// へのリダイレクトも設定します。
  4. WordPressを入れる/ファイルを置く
    8社すべてに「簡単インストール」があり、数クリックで終わります。 管理画面でWordPressを選び、サイト名・ユーザー名・パスワードを入れるだけです。 入ったらまずパーマリンク設定(記事のURLの形)を決めてください。 記事を書き始めてから変えると、それまでのURLが全部変わります。
    自分で書いたHTMLを置く場合は、FTPかファイルマネージャーで public_html 配下にアップロードします。

ドメインの反映とSSLの有効化はどちらも「待つ」工程です。 設定直後に表示されないのは正常なので、設定を何度もやり直さないでください。 やり直すとかえって反映が遅れます。1時間置いて、まだなら調べる、の順番で。

料金で引っかかりやすいところ

比較表の数字を信じて申し込んだら違った、というのはだいたいこの3つです。

「月額◯円〜」は長期契約の金額

一番多い誤解で、この記事の比較表を作り直すきっかけにもなったところです。 公式サイトの大きい文字で出ている金額は、ほぼ36ヶ月契約の月額です。

実際にどれだけ違うか、各社の公式料金ページから拾った同じプランの契約期間別の月額を並べます。

サービス/プラン広告の金額(36ヶ月)12ヶ月差
スターサーバー ライト253円418円+65%
ロリポップ! ライト330円539円+63%
ConoHa WING ベーシック659円(24ヶ月〜)970円+47%
シン・レンタルサーバー ベーシック1,078円1,232円+14%
mixhost ライト450円540円+20%
さくら スタンダード500円550円+10%

上がり幅は会社によってまるで違います。 スターサーバーとロリポップは6割以上上がるのに、さくらは1割しか変わらない。 つまり広告の金額で並べた「安い順」は、12ヶ月で並べ直すと順位が入れ替わります。

「とりあえず1年で試す」つもりなら、広告の金額は忘れてください。 36ヶ月の金額で比較して申し込むと、支払い画面で1.5倍の請求を見ることになります。 逆にさくらのように期間で変わらない会社は、長期契約に縛られたくない人に向いています。

この記事の比較表を全部12ヶ月契約で揃えているのは、各社が別々の期間で宣伝していて比べられないからです。

更新時に上がる

「初回限定割引」で安くなっているケースがあります。 12ヶ月後の更新で正規料金になり、「こんなに高かったのか」となる。

申し込み画面で「更新時の料金」という小さい文字を必ず探してください。 初回と更新で金額が違うなら、そこに書いてあります。

初期費用とキャンペーン

初期費用は今はこの8社すべて0円(または無料)です。 昔は3,000円程度かかるのが普通でしたが、競争で消えました。 ただしColorfulBox は1ヶ月契約のみ2,200円かかるなど、 短期契約だけ初期費用が復活するケースはあるので、1〜2ヶ月で借りるつもりなら確認してください。

一方でキャンペーンの割引率は常に動いています。 ColorfulBox の BOX1/BOX2 の価格逆転も、たぶんキャンペーンの結果です。 比較記事の数字は「申し込む直前に公式で確認する」前提で読んでください。この記事も含めて。

料金以外で後から困るところ

料金は分かりやすいので誰でも比べます。後から効いてくるのはこっちです。

容量より先に転送量

初心者向けの比較記事は容量(GB)を大きく載せますが、容量で困ることはまずありません。 個人のブログで画像を大量に置いても数GB。350GBあれば一生足りません。

先に効くのは転送量です。アクセスが増えたときに制限されるのはこちら。 ロリポップは330GB〜無制限とプランで差がありますが、 大手の上位プランは無制限か実質無制限になっているところが多い。

目安:月1万PV程度なら転送量はまったく問題になりません。 気にするのは月10万PVを超えてからで、その頃には売上が出ているので上位プランに移ればいい話です。

サポートの連絡手段

サーバーが落ちたときや設定が分からないときに、どうやって問い合わせられるかは確認しておく価値があります。

サービス確認できた連絡手段
エックスサーバーメール/電話
ロリポップ!チャット/メール/電話(電話はハイスピード以上)
ColorfulBox電話サポートあり
その他各公式で確認してください

電話が使えるかどうかはプランで変わることがあります。 ロリポップはハイスピード以上でないと電話が付きません。 「安いプランにしたらサポートが薄かった」というのは、だいたいこのパターンです。

移行の手間

「とりあえず安いところで始めて、後で移ればいい」と考えがちですが、移行はそれなりに面倒です。

最近は各社が「かんたん移行ツール」を用意しているので昔より楽になりました。 それでも半日は潰れる作業です。

なので本命のサイトは最初から本命のサーバーに置くほうがいい。 月990円と月418円の差は約570円で、年間でも7,000円弱。 移行に半日かけるコストと比べて、どちらが高いかという話です。

AIでやるなら

サーバー選びと初期設定は、AIに相談するのが一番効く領域です。 「分からないことが分からない」状態を突破できるので。

選ぶときに投げるプロンプト

条件を全部渡して絞らせます。おすすめを聞くのではなく、自分の条件に合うかを判定させるのがコツです。

プロンプト

以下の条件で、共用レンタルサーバーを選びます。

【条件】
- 作るもの:WordPressのブログ1つ
- 予算:月1,000円以内
- 契約期間:12ヶ月で考えている
- 自分のスキル:HTMLは分かるがサーバーは初めて
- 重視すること:詰まったときに自力で解決できること

【やってほしいこと】
1. 上の条件のうち、サーバー選びに実際に影響するものはどれか指摘して
2. 影響しない条件は「気にしなくていい」と言い切って
3. その上で、確認すべきチェック項目を5つ以内で挙げて

料金の具体的な数字は言わなくていい(自分で公式を見るので)。
判断の軸だけ整理してほしい。

料金を聞かないのが重要です。AIの知識は時点が古く、サーバーの料金は最も変わりやすい情報。 数字はAIに聞かず、公式で見る。AIには判断の軸を整理させるほうが精度が出ます。

設定で詰まったときに投げるプロンプト

プロンプト

レンタルサーバーの設定で詰まっています。

【状況】
- サーバー:(契約したサーバー名とプラン)
- やったこと:独自ドメインを追加し、無料SSLを有効にした
- 起きていること:https:// でアクセスすると「接続はプライベートではありません」と出る
- 経過時間:設定してから15分

【聞きたいこと】
1. これは「待てば直る」状態か、「設定が間違っている」状態か
2. 判断するために確認すべきこと(管理画面のどこを見るか)
3. 設定が間違っている場合の典型的な原因

まず1を先に答えて。待てば直るなら余計な操作をしたくない。

「待てば直るか」を最初に聞くのがこのプロンプトの肝です。 サーバーのトラブルは半分くらい「反映待ち」で、 そこで設定をやり直すと状況が悪化します。AIは聞かれないと手順を並べ始めるので、先に封じておきます。

出力をどう検証するか

AIの答えをそのまま信じないための手順です。サーバー周りは特に古い情報が混ざります。

AIが言ったこと検証の仕方
料金・プラン名必ず公式で確認。AIの数字は信用しない
管理画面の操作手順そのメニューが実際にあるか見る。無ければ「画面に無い」と伝えて再回答させる
「無制限」などの仕様公式の仕様ページで確認。プランによって違うことが多い
エラーの原因サーバーのエラーログを見る。管理画面から確認できる

答えがズレたときの直し方

よくあるズレと、そのときに返す言葉です。

存在しないメニューを案内された
「その項目は管理画面に無い。実際にあるのは〇〇と△△だけ。この中でやるならどうする?」と選択肢を限定して返す。
手順が長すぎる
「最初の1手だけ教えて。やったら結果を報告する」と区切らせる。長い手順は途中で前提がズレます。
古いWordPressの管理画面を前提に答えた
「使っているWordPressは〇〇、サーバーは△△」と環境を先に固定して聞き直す。

よくある質問

結局どれを選べばいいですか
WordPressでブログを始めるなら、エックスサーバーのスタンダード。理由は性能ではなく情報量で、詰まったときに必ず検索で答えが出るからです。安さを優先するならスターサーバーのライト(12ヶ月418円)。
無料サーバーではだめですか
学習で一時的に使うならアリです。ただし広告が入る、独自ドメインが使えない、WordPressが動かないことがある、サービス終了のリスクがある。月400円台から有料が借りられるので、長く使うなら最初から有料のほうが早いです。
容量はどれくらい必要ですか
気にしなくていい項目です。個人のブログで画像を大量に置いても数GBで、最安プランの100〜350GBでも使い切りません。容量より転送量を見てください。
契約期間は何ヶ月がいいですか
最初は12ヶ月。36ヶ月にすると月額は3〜4割下がりますが、続かなかったときの損が大きい。続くと分かってから更新時に長期へ切り替えるのが合理的です。
後からサーバーを変えられますか
変えられますが半日は潰れます。ファイルとデータベースの移動、ネームサーバーの切り替え(待ち時間あり)、SSLの再設定が必要。本命のサイトは最初から本命のサーバーに置くのをおすすめします。
WordPress以外も置けますか
置けます。このサイトは静的HTMLで、シン・レンタルサーバーに置いています。public_html に index.html を上げればそれで公開されます。
WordPressは最初から入っていますか
入っていませんが、8社すべてに「簡単インストール」があります。管理画面から数クリックで入るので、ファイルをダウンロードしたりFTPで上げたりする必要はありません。
WordPressが壊れたら戻せますか
自動バックアップがあるサーバーなら戻せます。エックスサーバーは14日分、ColorfulBoxは別地域にも保存。ただし「バックアップがある」と「復元が無料」は別なので、申し込む前に確認してください。
ドメインは別で買ったほうが安いですか
サーバー側の「独自ドメイン無料」特典が使えるなら、そちらのほうが安いです。シン・レンタルサーバーは永久無料、ConoHa WING は最大2つ無料、スターサーバーは1つ無料。年1,000〜数千円の差になります。

まとめ

8社並べましたが、最初に選ぶときに効くのは3つだけです。

  1. その月額が何ヶ月契約の話か(広告の金額はほぼ36ヶ月。12ヶ月だと6割上がる会社もある)
  2. 自動バックアップが付いているか(WordPressは壊れる。復元まで無料かも確認)
  3. 無料お試しがあるか(続くか分からないうちは)

そして借りたその日にWordPressを入れて、1本書いてください。 サーバーを契約したまま空っぽで寝かせている人が本当に多い。 簡単インストールは数クリックで終わるので、契約から公開まで1時間もかかりません(ドメインとSSLの待ち時間を除けば)。 完璧な1本目を狙うより、とりあえず公開してから直すほうが早いです。

料金は2026年10月25日時点で各社公式から確認したものです。 キャンペーンで動くので、申し込む前に必ず公式で最新の金額を確認してください。